Ciao!ヴェネト州出身のイタリアーナのAllieです。留学で大好きな日本にきたことをきっかけに、そのまま日本で就職して早2年!
日々、イタリアのワイナリーとミーティングを重ねながら、日本の皆さまに、とっておきのイタリアワインが届けられるように日々奔走しています。
今日は、イタリアで生まれ育った私が子供のころから愛用しているアイテムをご紹介していきます。
毎年イタリアに帰省するたびに買い足すマストアイテム7
日本で暮らしていると、「これは日本でも買えるな」と思うものがたくさんあります。
それでも、イタリアへ帰るたびに、気づけば毎回スーツケースに入れてしまうものがあります。
特別高価なものでもなければ、誰かに自慢するようなものでもありません。
でも、朝食の食卓や、キッチンの引き出し、バッグの中、疲れた日の何気ない時間。そんな日常のあちこちで、私らしいイタリアをそっと思い出させてくれる、大切な存在です。
今回は、イタリア人の私が日本へ戻るときに必ず持ち帰る、「スーツケースの中の7つのイタリア」をご紹介していきますね!
1. Miele Millefiori Biologico(オーガニックのミッレフィオーリ蜂蜜)

物心がついた頃から、私の家ではいつもこの蜂蜜を食べていました。家の近くの小さなお店で買う、私たちにとって日常の一部のような、いつもの蜂蜜です。
ただ、子どもの頃の私は、それをあまり楽しいものとは結びつけていませんでした。私にとってそれは「喉が痛いときの蜂蜜」。体調を崩したときに、母がプロポリスと一緒に食べさせてくれたものでした。当時は、味わうものというより、「体にいいから飲む薬」のように感じていました。
大人になるにつれて、それが間違いだったことに気づきました。体調が悪いときだけでなく、朝にリコッタチーズと共にパンにのせたり、ヨーグルトに入れたり。日々の何気ない時間の中で食べるようになり、少しずつ、私にとって最も身近で安心できる味のひとつになっていきました。
イタリアから日本に戻るときは、必ず少なくとも1瓶はスーツケースに入れて持って帰るようにしています。
2. Dentifricio Marvis(Marvisの歯磨き粉)

実は、これは子どもの頃から使っていたものではありません。
数年前、実家の近くのスーパーで見かけるようになり、少しずつ我が家の定番になりました。
そして気づけば、父が「これから我が家の歯磨き粉はMarvisだ」と決めたのです。
それ以来、イタリアの実家だけでなく、日本で暮らす私の家でも、自然とMarvisが当たり前になりました。
お気に入りは、しっかりとしたミントの爽快感と、どこかレトロで洗練されたデザイン。
日本でも購入できますが、イタリアで買うほうがずっと手頃なので、帰国するたびに3〜4本まとめて持ち帰ります。
自分用としてはもちろん、友人へのちょっとしたお土産としても喜ばれる、お気に入りのアイテムです。
3. Sapone di Marsiglia(マルセイユ石けん)

マルセイユ石けんは、一人暮らしを始めるまでは、その良さをあまり意識したことがありませんでした。
きっと実家にも昔からあったのでしょう。でも、気にして使っていたのは私ではなく、母だったのだと思います。
この石けんが私の日常に欠かせない存在になったのは、一人暮らしを始めてからでした。
Tシャツにシミをつけてしまったときや、お気に入りの服をどうやって洗えばいいのかわからなかったとき。母へ電話をすると、「マルセイユ石けんで試してみたら?」
その一言をきっかけに使い始めて以来、シミ抜きやデリケートな衣類の手洗いには欠かせない存在になりました。
シンプルで清潔感のある香りも大好きです。
日本には用途ごとに便利な洗剤がたくさんあります。でも私にとってマルセイユ石けんは、「困ったらこれがある」と思える、小さな安心感のような存在なのです。
4. キッチンクロス

私の実家には、昔からたくさんのキッチンクロスがありました。
シンプルなもの、色鮮やかなもの、旅先で買ったものや、誰かから贈られたもの。気づけば、いつもキッチンのどこかに並んでいました。
使い道は、食器を拭くだけではありません。
熱い鍋を置くときにテーブルを守ったり、家具に掛けてほこりよけにしたり、ときにはインテリアのアクセントになったり。
イタリアでは、ごく自然に暮らしの中へ溶け込んでいる存在です。
そんな環境で育ったからでしょうか。私もいつの間にか、旅先で素敵なキッチンクロスを見つけると、つい手に取るようになりました。
特にお気に入りなのが、カラブリア州で見つけた一枚です。
鮮やかな色使いと細かなイラストが描かれたこのクロスは、見るたびに南イタリアの明るい太陽を思い出します。
日本の家で使っていても、この一枚があるだけで、部屋の空気が少しだけイタリアらしく感じられるのです。
5. Tempoのポケットティッシュ

日本で暮らし始めて、意外と慣れなかったものがあります。
それが、ポケットティッシュです。
日本のティッシュはとてもやわらかくて肌触りが良いのですが、私には少し薄く感じることがあります。
花粉症やアレルギーで鼻をかむことが多い私にとっては、しっかりと厚みのあるイタリアのティッシュのほうが、どこか安心できます。
そして、これは私だけではないはずです。
日本で暮らしているイタリア人の友人たちも、帰国すると必ずと言っていいほどポケットティッシュを買い込んでいます。
スーツケースの少し空いたスペースには、いつの間にかTempoがぎっしり。イタリア人なら、「あるある」と思わず笑ってしまう光景かもしれません。
6. Pocket Coffee(ポケットコーヒー)

イタリアから日本へ戻るとき、コーヒーは欠かせません。
モカポットで淹れるコーヒーを何袋もスーツケースに詰めて帰るのが、いつもの習慣です。でも、甘いものが好きな私には、もうひとつ必ず持ち帰るものがあります。
それが「Pocket Coffee」です。
日本ではあまり見かけないので少し説明すると、Pocket Coffeeは、チョコレートの中に本物のエスプレッソが閉じ込められたイタリアのお菓子です。
ひと口かじると、中からとろりと濃厚なエスプレッソがあふれ出し、まるで小さなバールでエスプレッソを楽しんでいるような気分になります。
仕事の合間や、少し疲れた午後。
「あともう少し頑張ろう。」
そんな気持ちにさせてくれる、小さなご褒美です。
最近はデカフェタイプも登場し、夜でも気軽に楽しめるようになりました。
家にストックがあると、ついもう一つ…と手が伸びてしまう、私のお気に入りです。
7. おばあちゃんの小さなトレー

最後にご紹介するのは、少し番外編です。最近引っ越しをしたとき、祖母が小さなトレーを持たせてくれました。特別高価なものではありません。
でも、私にとっては、今回ご紹介したどのアイテムにも負けないくらい大切な宝物です。
朝のコーヒーを運ぶとき、食後にエスプレッソを淹れるとき。
このトレーを手にするたび、イタリアで暮らす祖父母のことを思い出します。
遠く離れて暮らしていても、いつも私のことを気にかけてくれていること。
そして、このトレーには、「日本にいても、私たちのことを忘れないでね」という言葉にならない想いが込められているような気がします。
イタリアと日本は、とても遠く離れています。
それでも、暮らしの中にこうした小さなものがひとつあるだけで、不思議と家族を近くに感じられる瞬間があります。
きっと、それは距離では測れないものなのだと思います。
Text&Photos/イタリアーナのAllie
Design/Alexander
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