ランブルスコの常識を変えた、パルマの革新者

イタリア・エミリア=ロマーニャ州。その豊かな大地には、世界中の美食家を魅了する食文化が息づいています。
パルミジャーノ・レッジャーノ、プロシュット・ディ・パルマ、クラテッロ・ディ・ジベッロ――。世界に名を馳せる美食の数々が生まれるこの土地では、人々の食卓に欠かせない存在として、古くからランブルスコが親しまれてきました。
そんな伝統的なランブルスコの価値を世界へ押し上げ、「ランブルスコはもっと自由で、もっと美しく、もっとスタイリッシュであっていい」という新しい価値観を生み出したワイナリーが、 CECI(チェーチ)です。
伝統を守りながらも、常に革新を恐れない。その挑戦は、ランブルスコというカテゴリーそのもののイメージを大きく変えてきました。
一軒のトラットリアから始まった物語

CECIの歴史は1938年、創業者オテッロ・チェーチが営んでいた小さなトラットリアから始まります。
当時、彼の店はパルマでも評判のトリッパ料理と、自ら仕込んだランブルスコで多くの人々を魅了していました。
料理を引き立て、人を笑顔にする一杯。
その味わいは瞬く間に評判となり、「このワインをもっと飲みたい」という声が広がります。
やがて家族はレストラン経営からワイン造りへと舵を切り、本格的なワイナリーとして新たな歩みを始めました。
今日まで受け継がれているのは、単なる醸造技術ではありません。
人をもてなし、食卓を豊かにし、幸せな時間を演出するという、オテッロがトラットリアで育んだ精神そのものなのです。
美食の都・パルマが育むテロワール

CECIのワインは、イタリア有数の美食の都・パルマの豊かな風土によって育まれます。
ポー川流域に広がる肥沃な大地は、昼夜の寒暖差と穏やかな気候に恵まれ、ブドウ栽培に理想的な環境を形成しています。
この地域では、パルミジャーノ・レッジャーノやプロシュット・ディ・パルマをはじめとする数々の名産品が生まれ、その食文化とともにランブルスコも発展してきました。
CECIは、厳選した契約農家のブドウを用い、この土地ならではの果実味と繊細な酸、そして食事との抜群の相性を備えたランブルスコを生み出しています。
ワインは単独で楽しむものではなく、食卓の一部である――。
それは創業以来変わることのない、CECIの哲学です。
「ランブルスコはファッションである」

CECIを語るうえで欠かせないのが、その革新性です。
長らくランブルスコは、カジュアルな日常酒というイメージが強い存在でした。
しかしCECIは、その固定概念を覆しました。
大胆なスクエアボトル、洗練されたラベルデザイン、ライフスタイルを提案するブランドづくり。
ワインそのものだけでなく、ボトルを手にした瞬間から特別な体験が始まるようなデザインを追求してきたのです。
彼らが掲げる「LAMBRUSCO IS FASHION」というメッセージには、ワインを飲む時間そのものを豊かに彩りたいという想いが込められています。
ワインは飲み物である前に、ライフスタイルそのもの。
CECIは、ランブルスコを現代のイタリアンスタイルへと昇華させたパイオニアなのです。
四世代へ受け継がれる挑戦

創業から80年以上。現在はオテッロ・チェーチの曾孫たちがブランドを受け継ぎ、新しい時代のCECIを築いています。
代々受け継がれてきた伝統を大切にしながらも、マーケットの変化を恐れず、新しいデザイン、新しい表現、新しい挑戦を続けています。
その姿勢は、ボトルデザインだけではありません。
品質への飽くなき探求、テロワールの表現、そして世界へ向けたブランド発信。
伝統と革新は相反するものではなく、両立できるものであることを、CECIは証明し続けています。
世界が認めた品質
CECIの革新性は、決してデザインだけではありません。
品質においても世界的な高い評価を獲得し続けています。
フラッグシップである「Otello Nero di Lambrusco」は、イタリアを代表するワインガイド『Duemila Vini』で9年連続5グラッポリを受賞した、ランブルスコ史上初のワインとして知られています。
さらに「Oscar del Vino」をはじめとする数々の受賞歴は、CECIが世界トップクラスのランブルスコ生産者であることを証明しています。
革新的でありながら、本質は常に品質への誠実さ。
その姿勢こそが、多くのワイン愛好家を魅了し続ける理由です。
CECIの哲学
チェーチ社のランブルスコは、常にプレタポルテのような存在です。